翌朝。かのるすは、ウィスランの町の外れにある門番に別れを告げ、どこまでも続く平原の先へ目を凝らした。魔王の住む城へはここから南へひたすら進んだ先にあるという。
孤独、である。
魔王を倒すのになぜ自軍を送らないのか、ピンの勇者ばかりなのか・・今更ながらウィスラン王の方針を疑問に思ったが、そういうことなのだから仕方がない。
歩き始めた。
見渡す限りの平原。
時々動物の骨が転がっている。もしや魔物に襲われたのだろうか?
このあたりにはどんな魔物がいるのだろうか?
納屋に眠っていたこの剣。
とりあえず自分で研いではみたものの、果たして役に立つのだろうか?
武器屋で新しい剣をやっぱり買ってくればよかったかな・・と思ったが、若干そこは欲が出た。そう、もらった1000イルニェは丸々とってある。旅の途中で旨いグルメに舌鼓を・・。
うふふふ・・。おっほん!
んまあ、なんとかなるだろう・・。
ニヤつきながらそう思ったとき、初めての魔物が姿を現したのだった・・。
次回「EPISODE #05敵との遭遇!あわや冒険終了」につづく!
ムッシュより
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