「アタタタター!痛い、痛すぎる・・」
かのるすの攻撃はどうやらタランチュランに大きなダメージを与えたらしい。
「あ、これヤバいやつかも。ウヘッ。こんな力使える勇者って・・ああ、もう一人いたっけな」
ごにょごにょ言っているタランチュランをよそに、かのるすはソードを逆手に持ち替え、とどめを刺そうとした。そのとき・・!
「まてまてまってー!」とタランチュラン。
かのるすはいったん引くが、なおも構えを崩さない。
「争いごとはもうやめましょってーー。君を食べるとか冗談冗談!んなわけないっしょ!こうしましょ、魔王さんとこへの通路を案内するからこの勝負は引き分けってことで・・」
ギロリと睨みをきかすかのるす。
「ウソウソウソ!こっちの負けってことでいいですからあ。ハイィィィ」
ということでどうやらタランチュランは観念したようだった。
「ま、この先はしんどいよ。死も覚悟せにゃ進めんね。アンタたち勇者ってもの好きよね。なんで好んでそんな苦しい方向にわざわざ自分から出向くのか・・」
ムッシュより
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