先日、スマホに通知が届いた。
僕のYouTubeチャンネルが10周年だそうだ。
とはいっても、中抜けっていうか、ずっとはそんなに頑張ってきたつもりもなくて・・間がポッカリ空いて気が付いたら10年。
僕がチャンネルを立ち上げた時、YouTubeは円熟期の入口に立っていた頃だろうと記憶している。
そして10年経った今は、メディアの最先端を担うぶっちぎりの存在と言えよう。このままこの状況は続くのか・・はわからないが、まだその陰りは見えないようだ。

チャンネルを作るまで、YouTubeをはじめとするSNSのようなメディアにはアレルギー反応を示していた僕だったのだが、ひとつアイデアをポン!と思いついたことで、手のひら返し。
やってみるじゃ~ん!となったのを覚えている(笑
そのアイデアとはそう、パペット人形「ムッシュ・カノルス」を自身のペルソナに見立てて、演奏を披露する、というもの。チャンネル名を「ムッシュ・カノルスのMUSIQUE SHOW」と銘打ち、投稿を始めたのだった。(現在はその動画の多くは取り下げています)

その頃の僕は顔出し厳禁レヴェルで活動をしていたので(笑、ナイスな設定だと喜んでいたが、自作の曲の演奏ばかりではすぐにネタが尽きてしまい、カバー曲に手を出さざるを得なかった・・というよりは、いわゆる「バズらせる」ためには、みんなが知っているものを取り入れるというのが、お決まりの作戦。それをしなければ知り合い以外誰も観ない・・という。
自分の曲を歌うことに、あまり自信が持てない時期だったこともあり、人の曲を歌って披露することに特に抵抗は感じなかった。
デヴィッド・ボウイやトーキングヘッズ、ビートルズといった洋楽のカバーに始まり、井上陽水、果ては「浜辺の歌」といった叙情歌まで気が付けばやっていた(笑
全部で3~40曲くらいアップしたかな?
結局それでも、大ブレークとはいかなかったのだが・・。
週1ペースで作ってはアップ、というのをやっていたのだけど、だんだんやることが苦痛になっていき、最後は匙投げたって感じで終わりを告げた。
それからだいぶ長い間、チャンネルはほぼ放置状態となってしまい、新ためて真剣に取り組み始めたのが22年の12月から・・。5年くらい経っていただろうか。
そして今、再開から2年が経ち11年目に突入。
ようやく胸を張って「配信をやっている」と言える状況になってきたのだが、今は今でそろそろこれまでのやり方に頭打ちな印象を持っている。
なので、今年は多少やり方を変えたり、新しい試みをやっていきたいと思っている。
どうするか?
色々やりようはあると思うんだけど、一周回って「ムッシュ・カノルス」に今一度スポットライトを当てるのもひとつじゃないか、と思っている。
実はムッシュ・カノルスの他にもキャラクターが4つあり、彼らの群像劇を作れないかとずっと目論んでいた。これはアイデアどまりでくすぶったまま、手に入れたパペットたちは衣装を纏えずに今もいる。それじゃあまりに可哀そうな気がしている。

僕がこれだけ長い間、このアイデアを捨てずに温め続けてきたからには、きっと何か原石みたいなものが光を解き放たれるのを待っているに違いないのだ。何より僕自身が創っていてワクワクするもの。そういう予感がある。
たまにこういうストーリーを作ったりもしていた
↓


これからムッシュは僕の「ペルソナ(仮面)」としてではなく、彼自身が独立したキャラクターとして成立するよう、魅力を詰め込みたい。
先日、自分の持ち物を正月に整理整頓していた話を投稿したが、これは有形無形に関係なく、「アイデア」についても同じことが言える。今まで思いついてきたアイデアとして立ち上がってきているもの、ノートに走り書きしてきたような小ネタまでほじくり返し、何か使えるものはないだろうかと取捨選択するようなイメージ。昔、こんなこと考えてたんだなあ、とこれはこれで楽しい。
ガラクタのようなものでも、さび落としをして塗装を施したり、あっちとこっちを組み合わせるみたいなことで急にその存在価値が高まることがある。
僕は錬金術師のように、ガラクタを宝に変えるのが好きなのだ。
今、急ピッチでその洗い出しは進んでいる。
そして、今年のどこの時点で言えるだろうか。
いや、言いたいよね。
ムッシュ、おかえり、と。