CANORUSTORE(カノルストア)再オープンの野望

私には夢がある。I Have a Dream。
マーチ(グッズ)ストアの再オープンという夢が。

新EPを5月21日にリリースすることになっているという話は先日書いた通りだが、これに合わせて、カノルスのマーチストアを再オープンさせたいと思っているのである。

ショップ名、CANORUSTORE(カノルストア)
アイテムがなくて休店が長らく続いている・・苦笑

ストアのゲートは閉ざされたまま

最初のオープンはさかのぼること5年前の2018年11月。
アルバム「イルニェシュタン」のリリースのタイミングある。

アイデアだけはどんどん広がり、色々と展開をしようと目論んでいたのだが、すべてが企画倒れに・・。結局、イルニェシュタン自体も販売をやめてしまい、宙ぶらりんな状況に。
自分にはそういう才は無いのだと、諦めてしまっていた。
なんか心残り、というか悔しい思い出に変わりつつあったのだが・・。

いや、俺は今年はREBORNするのだ。
不可能の文字はない!

と暑苦しいような感情が改めて沸き上がってきた!笑
プシュウ~~

アイスランドのゲイシル(間欠泉)のイメージで・・。

再オープンの暁には、過去の産物となりつつあるアルバム「イルニェシュタン(2018)」も再びお求めいただけるようにしたいのだが、イルニェシュタンの販売を辞めてしまったのにも理由がある。
そのひとつが、イルニェシュタンは「CD」という媒体を放棄したことだ。考案したオリジナルの形態で販売したことで単価が上がり、思っていた以上に売れなかった。コンセプトは悪くないと思うが、これは作戦としては結果的に失敗であった。無念も無念。

イルニェシュタン最初のリリースはこのオリジナルのボックス形状。これはこれで今やレア!笑
改めて数量限定でプレミアム生産するのもいいかもしれない

精魂込めて作った音楽も、届いてほしい人に届かなければ・・やはり残念・・と今なら思う。

2018年の僕は、もはや「死に体」ともいえるCDの存在を、目の上のタンコブみたいな気持ちで見つめていたのだが・・。

けれど・・、そこに自身の驕りがあったことも、認めなくてはならない。

聴いてくださるのはリスナー、ファンの方だ。
僕ではない。

「カノルスの音楽、聴いてみたいな、えーと、CDはどこで買えるのかしら?え?無いの?
・・じゃあ、結構よ

こういうことも、いまだにままあることなんじゃないか?年齢層によっては・・。
サブスク配信という手もあるが、すべての音楽が一つのプラットフォームにぶち込まれてスイッチ押せばでてくる、みたいなイージーさが僕自身今も・・受け入れらないというのもある。

そこに来てサブスク単価の低さ。聞くところ1000回聴かれて数円というような世界だという。
これじゃ時給換算でいくらだよ!って世界だし、音楽家にとって世も末。ライブチケットが高額になるのは仕方がない。

それに「実体が無い」というのはやはりなんだか物足りなくも感じるものだ。

例えば、スマホの中の写真。
今、どれくらいの人がプリンターでわざわざ印刷するだろう?
僕は近年、再び紙に印刷することの価値を見出そうとしている、そんな話を先日のブログにも書いたが、世は寂しい意味での「ペーパーレス化」に進んでやしないか。

そういうわけで改めて、5月にリリース予定のEP「RenacidA/その生命」はCDとダウンロードの二つのフォーマットで提供するつもりでいる。
愛情を込めた家内制手工業!
5月21日にフラメンコライブ会場で「レコ発」をやったあと、タイミングを見定めてCANORUSTOREリニューアルの新アイテムとしてドンと打ち出せたら。そう思っているところである。

それから!
僕の野望は音楽だけにとどまらない。マーチストアというのだから、オリジナルのアイテムが欲しい。

そこで僕がイメージしているリニューアルストアのコンセプトが、

「音楽、灯りと香り」

である。

僕自身が音楽を作るうえで「原料」にしていると思うのが、「空気感」だったり「雰囲気」だったりする。それらを作る要素は光や匂いでもある。

そういう意味で、音楽は「耳(聴覚)」から入るだけでなく、皮膚(触覚)、鼻(嗅覚)、しいては全身がスピーカーやマイクのような役割を果たしながら音楽を吸収、発散していると思うのだ。

そういう、第6感までをも刺激するストアにしていきたい。
・・とまあ、野望は燃え上るばかりである。

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