「私はこーゆーものです」
というフレーズとともに差し出される名刺。
我がカノルスにもそういうものが欲しいと思ったのだ。
お店で言うとショップカード。今やだいたいどの店も作っているのじゃないか。
長方形をしていることがほとんど。まあ、たまに正方形とか違う形も見かけるけどだいたい似たようなもんなのでは。
僕にはそれが、あまりにステレオタイプに感じられて面白くないと思った。
だから作った。
「カノルタ」を。
昔懐かしい、かるた遊び。から着想を得て。
かるたなんてやったことすら無い人も、今や多いかもしれない。
「かるた」って愛嬌のあるかわいいデザインのものがよくあるイメージ。
あのかわいさと我がオリジナリティを組み合わせられないか・・?しかも、かのるすとかるたはちょっと言葉も似てるじゃん!(ダジャレ脳)
というところから、ついた名前。
それが、カノルタである。
カタチはなんと六角形。
僕はいつのころからか6という数字が好きになった。
理由はたくさんあるがちょっと書ききれないくらいありそうだ。
ちなみに紙の厚さも0.6mmという徹底ぶり。官製はがきが0.22mmだから3倍近い。かなり厚いのがおわかりいただけるでしょう。フツーのプリンタじゃ印刷できない厚さなんだけど、うちのプリンタはちょっと優秀なやつなので印刷できちゃうのである(やっとその能力を活かすときが来た!)。
でも、六角形っていうカタチが特殊&厚いが故、カットするのが超大変。
だからみんな4角形なんだろうけど・・ここで負けたら差別化できないじゃんと一念発起。
専用のカッターとアルミの定規を手に入れたので頑張ってみた。
ふー、何とか切れた。
専用カッターでもなかなか大変だ。。
一つ一つ絵柄が異なり、裏面にはQRコードが印刷してあって、オモテの絵柄に関連したブログの記事+YouTubeのヴィデオ(ご存知、INSPIRATIONs)に飛ぶことができる。
名前を知ってもらいがてら、作品も知ってもらうきっかけになるという寸法だ。
名刺というと、全部同じ内容、見た目になると思うのだが、僕はそれが味気ないと思っている。
出逢う人と、出逢ったタイミングで、シャッフルされたカノルタをお渡しする。
これは偶然のようでいて、こうなることは必然だったのかもしれない(なんちゃって)。
人は一人ひとり違うように、出逢いのカタチもちょっとずつ違うはずだ。
出逢った人に好きなカノルタを選んでもらう、というのも楽しいかもしれない。
その人の感性に合わせて選んでもらうのだ。そこで、素敵な会話が産まれるかもしれない。
そういう可能性をカノルタは秘めているのである。
これは発明じゃないだろうか。