宇宙空間ハイウェイ、追いつけ追い越せ。
ここではスピードを出したもん勝ち。
Rainbow & Sweet Twilight
ケタタマシ
クリスマスが迫った12月のある夜の未明、ジプシーたちが突如街の広場に大挙して押し寄せ、目抜き通りを練り歩いた。
彼らはそれぞれ楽器を手に、大音量で音楽をかき鳴らし、あらん限りの力を振り絞って歌った。聴いたこともない民族音楽。
深みへ、深く
熟した思考
雪ふる町
コクーンの中の小宇宙
MIX坊やの提言
脳内ゲームセンター
ゆれるもの
ひとり、山奥に来ていた。
吐き出す息がそのまま凍ってしまいそうなくらいの、とても厳しい寒さ。
分厚い手袋を身に着けているが、指先は少し感覚が無くなり始めている。だいぶ長い道程を歩いてきたせいだろう。