「我が結界を解くとは、なかなかの手練れと見える。姿をみせよ。なるほど、勇ましい目をしているな」
魔王の部屋に入るなり、小高い祭壇の上にいるマントずくめの輩がかのるすに言った。
“12 決戦~勇者かのるすの冒険/INs°031” の続きを読む「我が結界を解くとは、なかなかの手練れと見える。姿をみせよ。なるほど、勇ましい目をしているな」
魔王の部屋に入るなり、小高い祭壇の上にいるマントずくめの輩がかのるすに言った。
“12 決戦~勇者かのるすの冒険/INs°031” の続きを読む「おい、こっちだ」
声のする方へ慎重に歩み寄った。敵?・・いや違う。
小部屋への入り口があった。
「やっときてくれたか。わが・・息子よ」
“11 再会、そして・・ ~勇者かのるすの冒険/INs°030” の続きを読むタランチュランのあとをついていくと、長い登り階段があった。
かのるすはその階段を登りながら、気分が悪くなってきた。
イヤな気配が満ちている。階段を登り終えると、そこには黒い金属製の大きな扉があった。
ウィスランをでてしばらく独り言をぶつぶつ言いながら南へ進んでいたら(一人旅はとかく独り言が増える)、魔物が突然襲い掛かってきた。
“05 敵との遭遇!あわや冒険終了~勇者かのるすの冒険/INs°024” の続きを読む翌朝。かのるすは、ウィスランの町の外れにある門番に別れを告げ、どこまでも続く平原の先へ目を凝らした。魔王の住む城へはここから南へひたすら進んだ先にあるという。
“04 旅立ち/ウィスランを遠く離れて~勇者かのるすの冒険/INs°023” の続きを読む魔王ゴンゴルゾーラの出現より、数年が経ち・・。
魔王軍との戦況が芳しくないうえ、ウィスラン王国もまた魔物たちの襲撃をたびたび受けるようになっていた。このままでは闇世界にすべてが覆われてしまう!
“02 王への誓い~勇者かのるすの冒険/INs°021” の続きを読む私は待つことを何より重んじている。
「時(とき)」を「秋」と書くように、素晴らしい結果を得るために、このタイミングを見計らうこと、というのは何よりも重要なことだからだ。
つらいときっていうのは必ずと言っていいほど呼吸が浅いんだ。
マスクをするのが当たり前になって、みんなどこか思考停止状態。