CLOUD 9999/INs°180

夢見心地でいた
モクモクとした雲の中にエレベーター乗り場があって
ボタンを押したら全面ガラス張りだった

目の前に手ごね出来そうな雲が漂ってる
思わず触れてみたらすべすべとして
この世のものとは思えない

甘い香りが漂っていた
ベンゾインみたいな落ち着く香り

そのせいか、時々官能的な気分が胸に押し寄せる
穏やかな海の浜辺にたたずんでるみたい

ああ、そろそろ地上に戻らないとならない
でも、もう少しだけここにいたい

できるだけ、長く