どうしよう?
俺の中の怒りの感情が爆発しそうだ。
地下を掘り続ける毎日、ある時俺はとある予感を得た。
「もうそっちはいいだろ?こっちを掘ってみろよ、さあ」
そんな声が聴こえた気がしたんだ。
直感には従うことにしてる昨今。
迷いはなかったのさ。
そしたらだよ。
岩と岩の隙間から、いつもみたいに光が漏れ始めた。
だけどいつもとは全く違う、今までとは全く異質の、そうだな、LightというよりはRay(光線)ともいうべきか。
突如、しなりながら漏れ出たその光線が俺に目つぶしを喰らわせ、にらみを利かせて心の奥まで侵食する。
やめろ、やめてくれ!
叫べたどうかは覚えてない。
つまり、その正体は己の憤怒、激情のエナジー・・だと知った。
俺を傷つけたやつら全員を根絶やしにしても足りぬほどの怒りが俺を襲う。
ためにため込まれていた怒りのタンクは、地下でマグマのように脈打っていたのだ。
幸か不幸か、それを掘り当ててしまった。
赦す必要などない
俺はけして赦さない
過去を解放しろ
真実を白日のもとに曝せ
この不可解なる怒りを乗りこなすことがきっとできるはずだ、今なら