Gypsy Moon/INs°191

来月、ジプシーたちが戻ってくるのを知って、月は煌めく

彼らの帰還は望まれるべきか、そうではないのか
私には何とも言えなかった

けれども、それはもう決まったこと
避けようもないことだから
すべてが動き出していた

私は肌寒い中、月を望めるこの場所に座ってギターを弾いていた
嵐の前の静けさか
いずれここは大きく様変わりをするに違いないのに
ここはまだそれを受け入れていない