ステーションにやってきた
俺の人生を光の速さで押し上げる列車がやってくる
ここはすべてが変化する場所
変化を恐れるものはパスできない
ゲートをくぐったところで、声がした
「お客様のシートは特等席。ご案内しますよ。さあ、こちらへ」
真鍮のレバーを引いて招き入れられたのは、そう
丸い天窓が大きくて、光を潤沢に取り入れる素晴らしい部屋
ふかふかのソファ席に座ってみるが悪くない
いつの間にやらこんな扱いを受けられるようになっていたのかと驚く
悪くない
人生は列車の車輪のようにだんだんトルクを上げて滑り出す
目指すは光のスピード
上機嫌で行こうじゃないか