Mindanao Fall/INs°222

夢の中で、ミステリアスな旅に出た
遠い国の島に

ジャングルのような島の奥地へと進む
古代遺跡には蔦が絡まっておどろおどろしい様相
水の流れの音とともに耳鳴りがしだした

意識の中に入ってくる声
それはその昔、ここで闘った者たちの声なのか
森の中の精霊か

いずれにしても
あまり歓迎はされていないことはわかる
足を踏み入れてはいけない場所だったのかも

目を開けていたのに
目の前が真っ暗になり
フラッシュバックする光景

何度も呪詛のように聞かされる
意味の分からない言葉

汗だくになり
熱病に冒されたと死を覚悟した時

ダムの決壊するような轟音が聴こえた

私を飲み込み押し流し
下流へ

それはとてつもない体験だった