Caress of Living Spirits/INs°259

また今夜も
生き霊たちが忍び寄る

愛して欲しくて
恨めしくて

それで一体何が変わるというのだろう?
そんなことはお構いなしに
彼、彼女らは今夜も俺の枕元にやってくる

だから俺は提案した
いっそ、お前たち同士で愛し合ったらいいじゃないかって

君らが愛撫し合っているところは
この際、目を瞑って寝かせてもらうから

だけど

ひとつだけ言っておく
何をしてもいいが
俺には指一本触れるな

あとはお好きに
そう、夜はそういう時間だから