Garnet ++/INs°272

赤く煌びやかな光を秘めたその石は
私の部屋の金庫の中に仕舞われていた

その存在は長らく忘れていたのだが
ある夜、眠りにつこうとベッドに身を横たえた時
ふと、石のことを思い出した

するとその刹那、金庫の重いドアの隙間から赤い光が漏れ出した

思ったことはすでに叶っている
全ては瞬間的に呼応するのだ

それを純粋に信じることができたなら・・