Atlantis Breeze/INs°281

アトランティス大陸の地上を吹き抜ける薫風には
カラフルな光が入り交じり
えもいわれぬ良い香りを漂わせていた

春から夏にかけて特別な瞬間がそこにはあったのだ
私たちはもうその瞬間に立ち会うことはできないけれど
想像の世界で訪れることはできる

緑が燃え、花が歌う
フレッシュで華やかに季節は舞う

神々の創造と理想が体現された世界
人為的なものはそこに介在せず
ただ、あるべきものがあるべきように存在していた