Mantra/INs°299

雨に濡れた道を歩きながら
呪文のように唱えていた
”私は王の器”

そんな私に
道すがら出会う人たちが言葉をかけてくる
”思いあがるんじゃないよ”
”勘違いもほどほどに”

ほとんどがネガティブな言葉たちだ
でも私はわかってる

その人たちの言葉は
その人たち自身に投げかけている言葉だって

すべてはマントラで言霊
口にしたものは本当になる

だから私は自分を信じられるように
言葉を選ぶ

”私は王の器”
それは本当のことだから