Buddha’s Face/INs°343

穏やかに過ごすことが素晴らしいと思っていた
でもそれは誰かに仕組まれたものだった

僕には感情がある
当然、怒りや哀しみ、劣情
全て含んだ存在なんだ

そう言った全てを粘土のように捏ねていき

僕はブッダの顔を作った

その表情はどんな感情をも包含している

悲しくて笑い 怒りながら達観する

それこそが人間であり
神が作りたもうた創造物

今もその顔を私は見つめている