地球から離れてみると
自分がかつて
本当にそこにいたのか
不確かな気持ちになる
そこには
家族がいて
生活があった
見慣れた街並みと
いつもの顔ぶれ
そこにいた時には
それらからすべて
離れることになるとは
思えなくて
今は瞼の奥の記憶にだけ見える
劣化した古い映像のように
輪郭はぼやけ
にぎやかな笑い声の名残りが
残響と共にフェードアウトする
二つの黒目の中には
地球がすっぽりと納まっている
ここは静かだ
遠くで星が流れるのが見える
地球から離れてみると
自分がかつて
本当にそこにいたのか
不確かな気持ちになる
そこには
家族がいて
生活があった
見慣れた街並みと
いつもの顔ぶれ
そこにいた時には
それらからすべて
離れることになるとは
思えなくて
今は瞼の奥の記憶にだけ見える
劣化した古い映像のように
輪郭はぼやけ
にぎやかな笑い声の名残りが
残響と共にフェードアウトする
二つの黒目の中には
地球がすっぽりと納まっている
ここは静かだ
遠くで星が流れるのが見える