Piziee/INs°370

じわりじわりと俺の中の感情が入れ替わる
胸の中に空いた大きな傷は風穴となってヒューヒュー鳴いてた

やがて血は流れなくなり傷は瘡蓋となる
空いたままの穴から新しい空気が供給されていく

この風穴の音が自由のベルとなって響く

もういいのだ
お前は何処へでもいける

そう言われている気がしてならない

正直いって何から始めていいかわからない

だけど手に取れるものは全部俺のもの
なんて幸せなんだ