Something Changes/INs°396

それとなく感じているのだ
ギアが嚙み合って歯車が動き出したのを
底知れない哀しみにも足が付いたことを

光の人たちはこれまで
自らの輝きをみることはできなかった
そこはかとなく歩いては来たけれど
黄金の扉の前にたどり着いたのだ

「何かが変わる」

慈しみに満ちたヴィーナスの歌が
ドアの向こうから聴こえる

この先にはきっとカテドラルへと通じる道があるに違いない

「何かが変わる」

予感は確信へと変わっていく