Silent Valley/INs°397

しずかの谷で空を見上げる
これより低い場所は見わたす限りない

上空で暴風が吹き荒れても
この谷底には微風としてしか吹かない

本当にしずかな場所なのだ
地上からゆっくりと立ち上がり延びる谷は紅葉し
猫の毛並みのようだ

ここにいれば特に危険もない気がするが
それも味気ないと思い始めた

この谷の頂上、ピークに立った時
何を見、何を思うことになるだろう?

その好奇心を抑えられなくなったボクは
今夜、出発する