Yoru-no-Tobari(夜の帳)/INs°551

ああ、昼は何と暑かったのだろう

この世界はもはや過去とは別もの
暑すぎて目が回る

夜の帷が降りる頃
今夜は熱帯夜にならないことを願う

さいわい北の方から
涼しい風が吹き始めた

ああ、ありがたい
家の全ての窓を開け放って
その悦びを皆で分かち合う

夜が来たら
灯りを落として
心穏やかに過ごすのだ

それが幸せというものだ

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