生家を再び後にする
もうこれが本当の別れだ
ちゃんと別れを告げる場が与えられたことに
私は感謝した
邪魔者はもういない
宮廷で拾われてからも
陰に陽に嫌がらせは受けていた
改めて・・本当にひとりになれたことを
なんて清々しく感じられたことだろう
俺を縛るものは・・もう本当に、ない
神からの加護を受けているとしか
言いようがない
ギターを地面に置き
片膝をつき
天に向かって感謝する
空には雲が渦巻き
目まぐるしくカタチを変えていた
”いついかなる時も
己を貫き
信じたお前と我らはともにある”
再び立ち上がり、旅が始まる
今度は鳥かごのなかではなく
どこまでも拓かれた
世界に向かって歩むのだ

