旅のさなか
森の中で夜を過ごしたりもした
ギターを友に
焚火のぬくもりを母に
この孤独はなんと愛おしいのだと感じながら歌っていた
新しい歌が少しずつ
天からの霞を掴むように
私のもとへ届けられた
なんと雄々しいのだろう
この曲は
宮廷で歌っていたあの歌たちをして
私はけして生を謳歌しているとは思えなかったものだ
だが、この旅は
新しい生命の息吹とともに、新たな音楽を私に授けてくれるようだ
氷河の氷が溶け出し
文明が数千年前の姿のまま現れ出るような
そこには有ったのに
無かったもの
本当の自分の姿が
此処にあるのだ

