愛の存在 /INs°046

私たちは互いに空を友とし、光を自由に放って飛び回り暮らしていた。
そうすることがあまりに自然だった。
何故ならかつてはひとつだったから。

輪廻する生命。
歳月の概念を超えて、ぐるりぐるりと回り続ける。
一方には片一方の居場所がわかる。

互いの周遊を愛おしい眼差しでみているのだ。
きっと私たちはいずれまたシンクロする。
そうなることは必然だとわかっている。

その永遠性を愛と呼ぶ。