公家サン wrote.
今夜も元気に回転、否、開店するべく仕込みをしてるアルが、カノルスのやつに色々仕事を覚えさせるために、今日昼から来させたンけど、いきなり腹減ったという。
まあ、「腹が減っては戦もできぬ」というワシャの故郷の言葉もアルからして、しゃーナイと、まかないを作ってやったちゅうワケ。
昨日までお客さん用に出してたパンチェッタがノコっとったからネ、トマトソースとタマネギとナスを一緒にちゃちゃっと炒めて塩コショウで味整えてアマトリチャーナに仕立てたったアル。コレがなかなかイケるんやネ。ニンニクは使わない。十分ベーコンからイイ出汁でよるからネ。
ちなみにウチの麺はグルテンフリー。トウモロコシ粉で作られた麺ヤネ。というのもワシャ、小麦粉ダメらしくて2年くらい前からこういう生活しよるケド、お腹調子いいヨ~。
トウモロコシ麺いうテモ、バツグンに美味いよネ、コレ!小麦粉のヤツと比べてもそん色ないアル。さて、カノルス、食っタラ、グラスの磨き方教えるアルよ~。え?お替わり?
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公家サン
ウィスランのフィヨルドのほとりに佇む「BAR公家」のバーマン。この土地の酒「ARØM」に魅せられてウィスランに移住すること20余年。地元の酒飲みたちのたまり場として愛されている。故郷ではベーシストとして活動していた。fFcanorusのアルバム「イルニェシュタン」に仕事の傍らベースで参加したが、現在一本しかもっていないベースが壊れてしまい、新曲の録音に参加できないでいる。最近、ふらっと呑みに来たカノルスをBARのバイトに雇うことにした面倒見のよさもある。近年のウイルス騒動でアウトドアに目覚めたそうで、BAR裏にキャンプスペースを作るのが最近の楽しみという。「我が人生が一番大事アル!」が信条とのこと。