ドラゴンは去り、山頂の黒雲は跡形もなく晴れた
夜空には星がちらちらと輝き、優しい
ついに「この日」が幕を開ける
東からきて西に去った人たちが還ってくる
あなたの再誕を祝うために
彼らは音楽と、踊り、生命の盃を手にしている
長きにわたる闘いで傷つき、疲れ切った身体も、心も
今は穏やかなオーラで包まれている
こみあげてくる想いは言葉にできない
光を帯び、徐々に癒えてゆく
まるで赤子のような艶やかな滑らかさで
そっと山から吹き下ろされるブレスを全身に浴びながら
想いを巡らす
それは神々の祝福、天の祝杯
月と華はここで出会い
また独自のサイクルをもって離れてゆく
陽は昇り 沈み
生命の復活を教えるのだ
導かれるままに
そう、導かれるままに