モメにモメている「あいちトリエンナーレ」の看板を横目に、豊田市美術館で行われているグスタフ・クリムトの展覧会に出かけた。
クリムトの絵には昔から惹かれていたが、実物を目にしたことはなかった。もうすぐ終了してしまうのでなんとしても鑑賞したい。
どれもよかったのだが、私がダントツにハートをつかまれてしまった作品は「ヌーダ・ヴェリタス」であった。
何故?という説明は難しい。言葉にできないこの感覚に、とにかく浸り続けたいと思ったのだ。
自分が最近作った曲「V-E-S-T-A-L」で表現したいのも、「そう、こういう感じなんだよ・・」と。
展示の最後まで行ってから名残惜しくなり、もう一度ヌーダ・ヴェリタスを観たくなって順路を戻った。ギャラリーにひしめく人々も気にならないくらいにこの作品の放つパワーを感じることができた。
歩き疲れて喉が渇いたので、潤い処を探した。まだ明るいのに酔ってしまっている、というシチュエーションが好きだな。
P.S.
先日訪れた東京・森美術館での展示は、スマートフォンで撮影する人が気になって全く作品が入ってこなかった。運営サイドには撮影できる日とできない日を分けるようにお願いしたい。美術館はテーマパークではないと私は考えています。