ランプにあかり、灯しましょう

昨日、この冬初めての雪らしい雪が降った。
あたりの景色を白く染め、家々の屋根が同じトーンになる。

僕はその均一的な風景が好きだ。

夜だけじゃなくて、日の昇る少し前、まだ暗い部屋にランプを灯す。
すると、窓ガラスにあたたかな光が映って、外の青白い風景にコントラストを生み出す。
そして、あかりが作り出す陰影が、空間に奥行きを与える。

半分冗談、半分本気で、僕は自身がかつての過去生でフランスの街灯の点灯夫だったのではないかと思っている。

そのくらい、ランプのオレンジ色の光、それが醸し出す温かな雰囲気が好きなのである。
クルマのヘッドライトはオレンジ色でないとイヤだし(最近のクルマは白が義務付けられているというが、各々の車が眩しすぎて逆に安全を脅かしていないか?とすら思う)、家のシーリングライトは色気のない雰囲気なので使っていない。ほぼ間接照明のみ。
多分、僕の家は他と比べてかなり暗いほうだろう。

僕がいずれやりたいことのひとつに、カノルストアで「テーブルランプ」をラインアップに加える、というのがある。木製か、金属製か、はたまたそれ以外かわからないが、僕の音楽を小さな音量で流しながら灯す・・みたいなランプ。あ、音楽がランプから流れるスピーカー内蔵のものとか?音楽に反応して、時々揺らぎが加えられる・・とか面白いなあ。
なんだか夢が広がる。

寒々しい景色にもランプひとつ灯せば、ほっとできる。
それは小さくて大きな発見。

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