カノルス鋭意制作中のEP、「RenacidA(レナスィダ)/その生命」。
録音が終わり、ヴァージョン1ともいうべきドラフト版が出来上がった。
収録される7曲たちが、いわば摘み取られたばかりの花のごとく、みずみずしさを保ったままCDに収められている。7つの花たちは香りたかく、各々の存在をこれでもかと主張してくる。
それぞれの持つエネルギーはとても高く、強い。
だけれども、「花束」として均衡、バランスを得るには、これから丁寧な仕事が必要だろう。
我ながら天から授けられたようにも思える曲たち。
彼彼女らを彫刻家の気分で削り、画家の気分で塗り足し、彩り、そして装丁家の気分で見栄えを整えていく。
そのためには、曲の力に負けないエネルギーを僕自身が持って立ち向かう必要がある。
情熱、忍耐。芸術家から職人へ気質をスイッチさせるかのような。
素晴らしい職人は仕事を投げ出さないはずだ。
KEEP WALKING.(歩き続けろ)
僕はこの、D・ボウイのメッセージとともに進む。