苦手意識もREBORNできるか?!MIXからのMASTERING~

新EP鋭意制作中!
4月末でとりあえず、のミックスが終了・・。
さて、ここからは鬼門の?マスタリングである。
何を隠そう(隠してないけど)、マスタリングは苦手意識があるのだ・・。

ミックスというのは「混ぜる」、つまり各楽器の音をちょうどいい塩梅にバランスをとって音量や音質を調整すること。

それが終わるとマスタリング。
CDなどの再生デッキに適した音質や音量に曲同士の互換をとって整えていくこと、かな。

言ってみれば、ミックスはお出かけするときに素敵なコーデを考えること。
マスタリングはメイクアップして人に見られる顔になること・・と言っていいのか、わるいのか笑

料理でいえば、食材を切り、混ぜ、炒め・・という作業はミックス。
最終的にお皿に盛りつけてお客さんにサーヴする、というのがマスタリング。
あれ、ちと違うか?笑

ま、そんな感じです笑(ニュアンス)。

この3年は家で料理ばかりしてましたけど。うまそうなハンバーグでしょ?

ミックスやマスタリングという作業は非常に奥が深く、プロの場合も(というか、プロの現場では当たり前に)ミュージシャン本人がやらず、専門のエンジニアが行うことが多いパートである。僕も毎度音源を作るたびに、僕の音楽のことをよくわかってくれているエンジニア友達がいたらいいのに。。と思っている(残念、いない!笑)。

ミュージシャンがグッドなサウンドでレコーディングを行ったとしても、最終的にその音楽がいい「作品」となれるかは、このステップにかかっている。
そう、責任が重いのだ。

にらめっこは続く・・

それでである。
なぜこの工程に苦手意識があるかというと、ある意味、どうやっても正解、というのがあると思う。無限にやり方があるのだ。
だけど、いい結果になっているかは歴然とわかってしまうのである。要は腕と経験が要る。
ミックスしたばかりの状態ではたいてい音量が小さい。これをうまくブースト(持ち上げる)するのが非常に難しい。ただ音圧のつまみをグイっと右に回せばいいというわけではなく、そうしたならあっという間に歪んでしまう。トゲトゲしいイタイ音になってしまう。聴けたものじゃない。
これをどうミックスのバランスを崩さずに整えるか。心地の良い音にするのか。
これが何度やっても一筋縄ではいかない。

しかも作業が長時間になってくると、何がいいんだか悪いんだかがわからなくなってくる。
耳がバカになる、というか。根を詰めないといいものができないけど、根を詰めすぎてもいけないのである。そういうときは、その場を離れ、耳の集中を解きほぐす。

曲によって、前の曲で使ったテクニックが通じなかったりして、パラメータの設定値を同じにすればいいというものでもない。本当に曲を理解して音像をつかみつつ、どういう音にしていきたいかというヴィジョンが求められる。そのうえでのほかの曲とのバランス・・。

まるで、綱渡りをしながら、ジャグリングもやれと言われてる感じ。

さらに、さっきの例えでいくと、メイクアップ(マスタリング)をしていたら、仕上がった顔を見て、うーんやっぱりトップスの服装(ミックス)の色を変えたいわ、ということも頻繁に起きる。だが、それを変えた場合、それまでに築いたバランスが全体的に崩れることになったりする。そして作業は何度目かの振り出しへ・・。

いつになったら、出かけられんじゃい!!

という話。

特に今回は締め切りがあり、いつまでも逡巡しているわけにはいかず。
短期集中して、合格ラインにもっていかないとならないという状況。

今回はこの作業にもREBORNが起きて、敏腕エンジニア的な能力が手に入るだろうか?
たぶん、それはこの作業を好きになれるかが重要なのだろう。

「好きこそものの上手なれ」

まさに、楽しんだもの勝ち!っていうことだろうね。
そうなれるかな?

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