焔をみつめよう

新曲2曲のレコーディングがだいぶ佳境に入ってきた(と思う)。
できれば今月中に録音を終えられたらと思うのだが、焦ってつまらないものを作るのだけは避けたい。

とはいえ早く聴いてもらいたいという思いが高まる。われながらそのくらいナイスな曲と思う。キャラクターの違うこの2曲、本編10曲ともまた違う感じなのでイルニェシュタンリスナーの方々には出来たらすぐにお届けするのでぜひ楽しみにしていただきたい。

前にも書いたが、食生活を変えたことで体調面、メンタル面において大きく改善が見られた。これは普段の生活はもちろん、クリエイティブな活動をするうえではとても大きなこと。どんな暗い曲を書くとしても、腹が痛かったり、気分がドンヨリ曇っていたらやっぱり作れない。そういう闇の世界に自分の身を浸すだけの体力と気力を持ち合わせていなくては到底戦えない。

自分のカラダに合う食べ物、そうでないものというのは歴然とあると知った。食べた後で違和感を覚えるようならそれは何かカラダが拒んでいるエビデンスとなるが、そもそもその違和感自体に気が付けなければ話にならない。そういった変化に気が付くにはある程度、ゆとりをもった生活を送っていないとそれがなかなか難しかったりする。普段は見て見ぬふりをしてしまうもの。

ちなみに面白く思ったのが、心身の改善がみられるに従い、時間が1~2割くらいゆっくりと感じられるようになった気がする。年々、時が過ぎるのが速くなっていくのは人間の避けようもない運命だが、今までより多少頭の回転がスムーズになったのか、色々こなしても時間が思ったより経っていないということを体感した。これは地味に、いや、実にありがたい感覚だ。

目覚めがよくなって早起きが苦にならなくなったのもあるかもしれない。「早起きは3文の徳」というが、3文(ごくわずか)どころではない”得”をしていると思う。

あとそれからSNSやニュースサイトなどもほとんど見なくなった。
フォーカスすべきは自分の人生であって、ほかの誰かのではないのだ。スマートフォンを見つめる代わりに今私は焚火の炎を見つめることにハマっている。

ついにスノーピークの焚火台を手にした

去年の年末から毎週のように家の庭で一斗缶使って焚火をやっている。ある時など外はマイナス10度近かったときもある(笑
夜の暗闇のなかで見つめる焔は神々しく、静謐で、温かかった。

これぞ自分の求めていたもの!という感覚がそこにはあった。
しばらく使ったら一斗缶は煤けて焦げ焦げになってしまい、またより薪が燃えるさまを美しくしたいという思いが高じてきた。

そのためあちこちのホームセンターのアウトドアコーナーへ出向き、専用の焚火台をあれこれと物色してみた。焚火台はいろんなメーカーから値段も仕様もピンキリで売られていて悩んだが、最終的には値段ではなくて自分が一番欲しいと思ったやつを購入。それが上の写真のスノーピークのもの。一生モノになるといいのだが。
薪をX字に組んだり、井の字に組んだりと好きなように並べてから火を着けられる。ちょっと重いがプレートの角が丸くなっていて手触りも優しい。

初めての火入れ。火を着ける工程そのものが楽しい

一斗缶の時と違って、薪が隠れることなく、燃えるさまがすべて見える。
しかも灰の片づけがしやすい。もちろん、網を置いてバーベキューもできる。

最高である。超満足顔の自分がいる(笑
焔をみつめていると心にいつのまにか掛けられたロック錠が、自然と緩んで外れていく。

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