Taicoon Land /INs°101

ラストスパートに向かって、ハッパをかける
僕の後ろからパーカッショニストが煽ってくるよ

カラダはツラくとも、笑顔がこぼれる
だってもうすぐそこに「GOAL」の文字が見えてきたから

「ここまで、キミは立派にやり遂げてきたよ」

そんな声が聴こえるんだ
知らなかったけれど、僕には一つ目のゴールが用意されていたみたいなんだ
果てしない試練が、ずっとずっと終わりなく続くと思ってた

サプライズみたいなものだけれど
胸の中でストンと納まる音がしたんだよ

ゴールだ

もちろん
そのゴールは終わりを意味しない
ある意味、第2章のスタートを知らせるサインにすぎないのだろう

だけど、まずはこの関門を通り抜けることができてこそ
そして何より、
エールを贈ってくれる人は誰もいないと思っていたけれど、あんなにたくさん沿道にあふれてることが嬉しいんだ

独りよがりじゃなかったって
僕の光はホンモノだって
信じてくれる人がいるのだ