其の壱:《イルニェシュタン譚 ~The Tale of YYLNYЁSHUTANT》

毎週金曜20時に公開!
- 第1話:N°11、解かれる封印(No.11, The Seal Is Broken
- 第2話:記憶のない作曲家(The Composer Without Memories)
- 第3話:共鳴するもの(Resonance)(8/15公開)
- 第4話:来訪者(The Visitor)(8/22公開)
- 第5話:燻された夜(A Smoked Night)(8/29公開)
- 第6話:再会と再開(終)(Reunion & Reawakening /Finale)(9/5公開)
WYSTLAND/ウィスランの世界

物語の舞台は、いにしえの神々が眠るという国・ウィスラン。
虹色のオーロラ、黄金の渓谷、神話の泉、香り高き蒸留酒《ARØM(アルォム)》といった魅力あふれる不思議な国。
そして、そこに暮らす個性的なキャラクターたち。
カラフルでファンタジックなこの国を舞台に、fFcanorusの音楽を通じて様々な物語が綴られていきます。どうぞお楽しみに。
キャラクターたち

ムッシュ・カノルス/Monsieur Canorus
記憶を失くした音楽家。放浪の末、ウィスランの北に位置する小島に建つ無人灯台へとたどり着き、勝手に住み込んで暮らしている。人呼んで「灯台アパルトマン」。
過去の記憶はないものの、音楽を作ることは忘れておらず、日々作曲活動に勤しむ。灯台は時々不思議なメッセージを彼に送ってくるため、それに音楽で答えているうち、どこか友達のような親しみを覚えるようになった。

セニョル・スウェルト/Señor Swerto
かつてムッシュ・カノルスとバンド《ファズ・フォルミダーブル》を組んで大都会ニウヤク・シティーで活動していた。あることをきっかけにバンドをやめ、音楽を捨てて、地元のウィスランに帰ってきた。現在は家業であった、ウィスランで生産される蒸留酒《ARØM(アルォム)》蒸留所を継ぎ、その仕事に精を出している。ところが、亡き父が生前研究していたARØMの秘密レシピを発見したことにより、奇しくも再び音楽への道へ引き戻されそうになる。

シシマール/SiSimar
ムッシュ・カノルス、セニョル・スウェルトともにバンド活動(エレキギターを担当)をしていた。姿は毛むくじゃらで粗暴に見えるが、非常にソフィスティケイトされた性格で物静か(というかテレパシーも用いて会話をする)な存在。高貴な家の生まれという噂もある。バンド解散後はムッシュ・カノルス同様行方知れずとなっていたが、ウィスランにちょくちょく旅をしに来ているらしく、目撃情報が後を絶たない。

公家サン/Kuge San
ウィスラン西海岸沿い、フィヨルドの複雑な地形が入り組んだ迷い途を抜けると、そのBARはある。
その名、KUGE BAR(クゲ・バー)。バーマンの公家サンが一人で切り盛りしている。ARØMに魅せられ、ウィスランから遥か遠い国・ジヴァングからやってきたとされる公家サン。
この店では人生の悲喜こもごもが、彼の静かな語り口調(「~アル」という語尾)でゆるやかにほどかれていきます。さあ、今夜はどんなお客さんが足を運ぶのでしょう。